森田療法の概要について

私なりに理解した森田療法の概要です。

まず森田療法の考え方では、対象とする症状(私の場合は
適応障害や対人恐怖症、嘔吐恐怖症等)
は、特に生の欲望が強い人ほど出ている傾向にあるという
すなわち生きることへの執着が強ければ強いほど症状が出る傾向がある。

それゆえに、様々な症状に「とらわれて」しまうという。
症状を自分で作り出してしまうと考えているのである。
さらに、生きるためにその症状を何とかしようとする
治そうとすると余計に症状が強くなる循環になってしまう。
これをじゃあどうするかというのが本題である。

森田療法を語る上でよく使われるのが「あるがまま」
という言葉である。
症状をあるがままに受け入れる、無理に取り除いたり
どうにかしようと思わないことが最初の1歩となる。
今の自分のプラス部分もマイナス部分もそのまま受け入れるのである。

とはいえ、簡単にそんなことはできないだろう。
そこで、実践するのが作業療法である。
本来は入院しながら治療するものだが、
ほとんどの人は入院するのは困難であろう。
それ故これは日常の生活を作業療法に見立てて行うのである。

具体的に何をするのかという、症状が出てしまうと
日常の生活の上で様々なものに影響が出る場合がある。
まずは、その影響がでた事柄を率先して行っていくのである。
(例えば、炊事、洗濯、入浴、買い物等生活のルーチンワーク)
もう一つが恐怖突入という考え方である。
この場合は、日常生活で必要な事柄を回避しているような事があれば
それを回避せずに実施することである。
(例えば、急行の電車を避けていたら、乗ってみる等)

そうすることによって、症状があっても問題なく
日常を過ごせるという感覚を作っていくのである。

森田療法でいう所のゴールは症状を完全に取り除く
病気を完治するというのではない。
症状があろうがなかろうが日常生活が、問題なく過ごせればよいのである。

そうした経験を積んでいくことで、ストレスや症状が軽くなっていくと
考えるのである。

簡単に書いてしまったが、実践は簡単ではない。
なので、森田療法を実践している人は、自己で勉強したり
自助グループを活用したりして研鑽を積んでいるのだろう。

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