前職の2年目くらいだろうか
上司に理不尽(当時はそう思ってた)
に怒られたことがあった。
なんで、自分がこんなに大変なのに
自分のことを怒るんだ、と頭がいっぱいになり
もうやめますといって退職願を出したことがあった。
上司(課長)は、そういうことをいってるんじゃない
といって受理はされなかったのだが。
その時、自分はとにかく、手一杯でもう
仕事はできないと思っていた。
その時も、何時間かだれもいない
オフィスで佇んでいた。
そんな中、自分の部署を揺るがす大事件がおきて
部長も体調を壊して、療養するという事態になった。
部長は自分と上司(課長)とのやりとも知っていたらしく
自身も大変な時期なのに
療養に入る前に自分に一言声をかけてくれた。
辛いこともあると思うけど
短気だけは起こすなよ
下っ端の自分にこんなことを言ってくれて
とてもありがたかった。
これ以降、なにかの分岐の時には
「短気は起こしていないかと」と気にかけるようになった。
おかげかどうかはわからないが
休職しても退職の時も会社と喧嘩別れだけはしなかった。
今でもたまにこの話のことを思い出す。
その部長とは、その後、もう会う機会はなかったのだが。
自分にとっての人生の金言である。